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三菱地所 インド・日本両国企業の相互進出を支援

2010.07.12 13:36

法律・会計・税制面での助言などを提供 技術提携に関するマッチングも実施
 三菱地所(東京都千代田区)は1日、日本に進出するインド企業およびインド進出を狙う日本企業を集めた「丸の内インド・エコノミック・ゾーン」を千代田区丸の内の「富士ビル」内に開設すると発表した。
 世界第2位の人口を有するインドと日本とのビジネスでの相互進出には、互いの文化、ビジネスルールの違いや「人脈がない」ことが大きな妨げとなっている。同施設では三菱地所、サンアンドサンズアドバイザーズ(東京都千代田区)、トーマツグループ(有限責任監査法人・デロイトトーマツコンサルティング)の3者が誘致企業に対して法律・会計・税制面での助言や、人脈の紹介、製品・サービス育成、技術提携に関するマッチングなどの支援を行う。特に人脈づくりにおいては、丸の内に所在するビジネスクラブ「東京21cクラブ」のネットワークを活用し、インドと日本の新たなコミュニティを育てる。
 同施設の面積は679・01㎡。「富士ビル」の4・7階フロアを使用し、4階の貸付面積は364・95㎡、7階の貸付面積は212・08㎡、共用部の面積は101・98㎡となっている。今後、インドでのプロモーション活動を進めるとしている。




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