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パナソニック リチウムイオン蓄電システムと太陽光圧電の実証実験岸 平成23年度の事業化を目指す
2010.07.12 13:27
パナソニック(大阪府門真市)では、6月から大阪市住之江区の同社住之江工場にて、同社のリチウムイオン蓄電システムと三洋電機(大阪府守口市)の太陽電池を組み合わせたシステムの実証実験を開始した。発電能力2・8kwの太陽電池パネルと蓄電能力6kwhの蓄電システムとで、事務棟で必要な電力の一部をまかないながら、データを収集する。
実証実験は、太陽光発電との組み合わせによるリチウムイオン蓄電システムの充放電検証、長期連続稼働によるリチウムイオン蓄電システムの信頼性評価、以上2点を目的としている。なお、このリチウムイオン蓄電システムを構成するモジュールは、ニッケル系正極を用いた高容量・高耐久性のリチウムイオン電池140個で構成されている。この高信頼性・高耐久性を持つモジュールを組み合わせることで、家庭用蓄電やエレベーター用動力源など環境エネルギー分野向けの様々な用途に対応できるとのこと。同社では平成23年度の事業化を目指しているという。