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ケネディクス/伊藤忠商事 業務提携及び第三者割当による新株式発行し協業関係を強化
2010.07.19 16:31
ケネディクス(東京都港区)は15日、伊藤忠商事(東京都港区)との間で業務提携について合意に至り、同社を割当先とする第三者割当による新株式発行の実施を発表した。
同社は日本の不動産証券化の黎明期よりビジネスを開始した不動産アセットマネジャーの一社であり、平成22年5月末現在において1兆円を超える受託資産残高を有している。国内投資家のみならず、平成20年はドイツ・シンガポール、平成21年は米国・韓国・シンガポール・オーストラリア、平成22年は米国・香港・韓国などの海外投資家から新たに不動産アセットマネジメント契約を獲得し、受託資産残高を着実に拡大している。一方、伊藤忠商事はネットワーク力・情報力・幅広い事業部門のノウハウを生かし、国内外の不動産開発、資産活用などにおいて豊富な実績を有している。
こうした中、両社では平成20年にケネディクス・リート・マネジメントに伊藤忠商事が資本参加するなど協業関係を構築。今後は投資家ネットワークを最大限活用し、情報の交換、投資家へのマーケティング活動等を共同で行い、不動産ファンドの安定的な組成を目指する方針である。