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東京建物/ほか 「(仮称)中野駅前開発プロジェクト」が着工
2010.07.26 13:49
区域内に3棟の複合施設・共同住宅 近隣地区も含めた市街地形成が進む
東京建物(東京都中央区)、鹿島建設(東京都港区)、昭栄(東京都千代田区)、日本土地建物(東京都千代田区)、戸田建設(東京都中央区)の5社は、JR「中野」駅至近の警察大学校跡地のうち、約3・5haの敷地においてオフィスビルを中心とした大規模複合開発事業「(仮称)中野駅前開発プロジェクト」を進めているが、計画概要が決定し着工された。
この計画は警察大学校跡地の敷地の中で区域4・5に該当する。区域4では地上10階地下2階塔屋1階の複合ビルを建設。敷地面積は6045㎡、延床面積は3万9025㎡となっている。区域5では複合ビルならびに共同住宅の2棟を建設。複合ビルは地上22階地下1階で、敷地面積2万3835㎡、延床面積15万1577㎡。共同住宅の規模は地上5階で、敷地面積937㎡、延床面積1748㎡となっている。
プロジェクトが推進されている警察大学校跡地では、約1・5haの都市計画公園や道路が整備され、明治大学・帝京平成大学・早稲田大学の進出が決定しているほか、既に東京警察病院が開業している。また、「中野」駅周辺では新たに西口改札や新北口駅前広場、南北道路等の整備が予定されており、同計画地を含む中の駅北口エリアは将来的に商業・業務・教育・文化・居住などの機能を備えた複合市街地の形成が期待されている。