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大成建設 単身寮を災害支援拠点に 最大300名の宿泊スペース確保
2010.08.09 14:30
大成建設(東京都新宿区)は4日、渋谷区代々木の単身寮「プレミール初台」を同社の災害時支援施設としてリニューアルすると発表した。
同社は災害時における元施工物件の復旧活動や、施工中物件の二次災害防止措置をBCP(事業継続計画)の大きな柱としている。そこで、同社本社内に置かれている災害対策本部の近くに位置し、本部との連携がとりやすい同物件を復旧活動・宿泊施設の拠点として整備することとなった。
リニューアルは各居室やトレーニングルームを使用して最大300名の宿泊スペースを確保するとともに、受水槽の耐震補強、井戸や汚水槽、非常用発電装置の新設により、電気や上下水道といったインフラが停止しても、300名が生活し復旧活動に従事する環境が維持できるようになる。