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IHI/三菱地所 大規模オフィスビル「豊洲フロント」が竣工 国内最大級のワンフロア1500坪 敷地の約36%を緑化し環境に配慮
2010.08.30 15:06
IHI(東京都江東区)と三菱地所が江東区豊洲3丁目において開発を進めてきた「(仮称)豊洲3-1街区ビル計画」が26日竣工し、その名称を「豊洲フロント」と命名すると発表した。
「豊洲フロント」は、東京メトロ有楽町線「豊洲」駅より徒歩2分、晴海通りに面した交通利便性の優れた立地のオフィスビルである。建物の規模は地上15階地下2階塔屋2階。敷地面積は1万3700㎡、延床面積は10万6860・72㎡である。オフィス部分の基準階は国内最大級の有効面積約1530坪。横幅約110m、奥行約18~22mの執務空間はレイアウト効率に優れ、天井高1850mm、OAフロア150mmを確保するなど、幅広いニーズに応えることが可能となっている。
また、環境にも配慮し敷地面積の約36%を緑化するほか、外気の取り込みや自然光の利用などにより、東京都内の一般的なオフィスビルに比べて約26%のCO2削減を実現する。なお、どうビルのオフィス部分には住商情報システム(東京都中央区)、マルハニチロホールディングス(東京都千代田区)などの企業が入居し、店舗部分にはバラエティ豊かな飲食店に加えて、日常の利便性を高める物販・サービス店舗が入居する予定となっている。