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ヒューリック 所有建物の建替え事業が平成24年5月に完了予定 京王電鉄への一括賃貸が決定

2010.08.30 14:57

 ヒューリック(東京都中央区)は、世田谷区の同社所有建物「経堂ハイツ」の老朽化に伴い建替え事業を進めているが、今般当該計画中の建物について、京王電鉄(東京都多摩市)に一括賃貸することが決定した。なお、施設の運営は京王ウェルシィステージ(東京都多摩市)が担当する。
 当該計画中建物は、世田谷区の第一種中高層住居専用地域の閑静な住宅街に立地している。「経堂ハイツ」は平成22年3月まで企業の社宅として使用されてきたが、現在は解体工事が進められている。
 計画建物の敷地面積は6921・21㎡、延床面積は約1万4000㎡で、規模は地上7階建て。平成24年5月上旬頃の竣工を予定している。
 高齢化の進行に伴い、今後シニア層の人口増加が見込まれている中で、同社が所有し一括賃貸する高齢者施設は、世田谷区松原の「アリア松原」、さいたま市浦和区の「アイリスガーデン北浦和」、大田区山王の「大森山王家庭寮」に続き、今回が4例目となる。いずれも好立地の施設として快適さを提供できる高いグレードもが特徴となっている。
 同社は今後もポートフォリオの拡充を図る中で、社会的に高まるシニア層のニーズに応えることのできる用途として、高齢者施設への取り組みを戦略的に推進していくとしている。




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