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東京ビルヂング協会 奥村組の東京本社ビルで免震の見学会を開催

2010.09.13 11:58

 東京ビルヂング協会は9月9日、免震レトロフィット建物の見学会を開催した。
 今回の見学会の会場となったのは、港区芝5丁目に立地する奥村東京三田ビル。奥村組の東京本社である同ビルでは、1階の柱頭部に免震装置を配置する中間階免震方式を採用した免震対策を平成18年7月から翌19年5月の10カ月間をかけて実施した。
 平成元年竣工の同ビルは敷地面積が1675・01㎡で、延床面積は9738・62㎡。構造はSRC造で、規模は地上9階地下3階塔屋1階となっている。
 見学会ではビルに施された免震レトロフィット工法や工事の様子などが解説され、その後、同ビル1階のロビーや外観、エレベーターなどの見学が行われた。
 「地震大国である日本で、建物を安全に維持保全するためには、地震への備えは不可欠です。当協会では、耐震化の重要性を広く認知してもらうとともに、どのように地震に備えれば良いのかといった点にも踏み込んだ提案を行っていきたいと考えています。その試みの一環である今回の見学会には、80名以上の方々に参加いただくことができました」(東京ビルヂング協会 事務局次長 大崎順介氏)




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