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厚生労働省 受動喫煙防止における法制化の動き本格化 職場の受動喫煙防止に向け厚労省が意見公聴会を開催
2010.11.15 10:16
厚生労働省は10日、「職場における受動喫煙防止対策に関する公聴会」を開催した。
公聴会は、労働政策審議会安全衛生分科会における「職場における受動喫煙防止対策」に関する検討状況についての説明と、8人の意見発表者による意見発表で構成された。
意見発表では、ホテル・観光の業界団体や飲食店舗・商業施設の業界団体が、職場における喫煙状況の問題点と課題について触れ、商業施設・飲食店舗の分煙化について概ね同意しながらも、現状において禁煙対策にかかるコストやスペース捻出が困難な状況であるとし、法制化・罰則化への疑問を呈した。
受動喫煙防止対策に関して、法制化が実施された際には、建物所有者に対しても喫煙・分煙設備導入を義務化することも考えられる。