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ヒューリック 「ヒューリック麹町ビル」が竣工
2010.12.20 16:39
交通アクセス・視認性に優れた建物立地 免震構造や太陽光発電等を採用し満室で稼働
ヒューリック(東京都中央区)は、12月2日、同社が所有する「麹町富士ビル」を解体した後に新築工事を進めてきた「ヒューリック麹町ビル」が、竣工したことを発表した。
同ビルは所在地が東京都千代田区麹町3-2-10と、東京メトロ有楽町線「麹町」駅徒歩約1分、東京メトロ半蔵門線「半蔵門」駅徒歩5分と利便性・視認性ともに高い場所に立地する。また「ヒューリック麹町ビル」の規模は地上9階地下1階建て。敷地面積は1001・99㎡で、延床面積は8925・72㎡となっている。主要構造はS造、RC造のオフィスビルである。
同ビルには免震構造が採用されており、免震用積層ゴムによって、万が一の地震の際には人命のみならず、執務空間の被害や情報システムのトラブルなどの二次被害も回避する事ができる。
また、太陽光発電システムを導入しており、ビルで使用する電力の一部は、自ら発電したクリーンエネルギーでまかなうことができ、その他にも、高遮熱断熱複層ガラスや雨水利用システムを採用するなど、環境への配慮も強く意識している。
なお、同社によると同ビルはみずほ銀行をキーテナントとして、全室の入居が既に決定しているとのことである。