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京王電鉄 所有ビルのCO2削減を平成24年度までに12%削減

2010.12.27 15:55

対象は「京王プラザホテル新宿」など8物件 設備投資による取組でCO2排出削減目指す
 京王電鉄(東京都多摩市)は15日、東京都環境確保条例のCO2排出量削減義務の対象となる同社単独所有の大規模ビル8物件について、CO2排出量を基準値から平成24年度までに12%の削減を目指すと発表した。
 対象となっている物件は、新宿区西新宿の「京王プラザホテル新宿」、品川区港南の「京王品川ビル」を含めた8物件で、同社はCO2排出量(クレジット)を購入することなく、自社で設備投資を行い、空調設備やボイラー設備等の省エネルギー化などを実施することにより、CO2排出量の削減に取り組むとしている。この他にも、ポンプ(給水・排水など)の高効率化、高効率照明(LEDなど)への変更、各種設備の運転方法の改善といった取り組みを実施する。
 なお、東京都環境確保条例では、基準値に対し平成22~26年度に年平均8%のCO2排出量の削減義務を課しており、同社は上記の施策等を通じて、5年間平均においても、この基準を上回るCO2排出量削減の達成を図るとしている。また、大規模ビル8物件のうち、「京王品川ビル」と「京王聖蹟桜ヶ丘ショッピングセンター」の2物件については、東京都が特に温暖化対策が優れていると認める「優良特定地球温暖化対策事業所」の「準トップレベル事業所」の認定申請を目指す。




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