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三菱地所/ほか 事業名が「新宿フロントスクエア」に

2011.01.17 16:39

核となる大規模複合ビルは「新宿フロントタワー」CASBEEでSクラス相当の環境性能誇る
 三菱地所(東京都千代田区)、三菱地所レジデンス(東京都千代田区)、平和不動産(東京都中央区)、キャピタランド社(日本法人・東京都千代田区)が新宿区北新宿2丁目にて共同で計画を進めている大規模複合再開発プロジェクトについて、名称および施設概要が12日に発表された。
 このプロジェクトは約1・4haの敷地に事務所・店舗等が入居する複合ビルと分譲マンションの2棟を建設するものであり、発表によると新宿エリアの最前線に立地し、地域のランドマークとなることから「新宿フロントスクエア」と命名されている。
 事務所・店舗等の複合ビルの名称は「新宿フロントタワー」で、規模は地上35階地下2階塔屋1階。敷地面積は9628・17㎡、延床面積は9万3996・52㎡となっている。ビル内は1・2階に店舗、3階にクリニックモール、4階に新事業創造フロア、5~34階に事務所が入居し、今年9月のオープンを目指している。
 また、オフィス空間はワンフロア約511坪で、天井高は2・9mと開放感に優れているほか、屋上緑化・壁面緑化に加えて敷地内に高木を配置し、緑化面積約2400㎡を確保している。外構には保水性舗装を採用し、ヒートアイランド現象の抑制に寄与。さらに、建物に採用する設備機器の性能を高めることにより、CO2排出量の大幅な削減を実現。省エネルギー管理システムの導入などの効果もあり、CASBEE(建築物総合環境性能評価システム)のSクラスに相当するハイレベルな環境性能が設けられることになる。




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