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ヒューリック ビルの長寿命化に向けたガイドライン策定 100年間使用できる建物を目指す
2011.02.07 17:08
ヒューリック(東京都中央区)では、今後保有ビルのの建替えを進めるにあたって、100年間使用ができるような長寿命化ビルの建設が不可欠であるとし、「ヒューリック長寿命化ビルガイドライン」を1月27日に策定した。
このガイドラインは「高耐震性と高耐久性」、「更新・リニューアルの円滑化」、「高度なメンテナンス性」の3点を骨子としており、「高耐震性と高耐久性」では病院・防災拠点レベルの耐震グレードを確保し、徹底した施工の品質管理が実施される。「更新・リニューアルの円滑化」では、設備の二重化などによる更新・リニューアル工事時の機能停止の防止が図られる。さらに「高度なメンテナンス性」は、先端性が高く最適なビル機能を常に保つことができるよう、タイムリーかつきめ細やかなメンテナンスが可能な計画となっている。
同社では平成24年8月に竣工する「(仮称)ヒューリック大伝馬町ビル」から取り組みをスタートさせるとしている。