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パナソニック電工 東京本社ビルのエネルギー50%削減に向け始動グループの省エネ新技術なども導入
2011.02.14 11:00
パナソニック電工(大阪府門真市)は、港区東新橋に立地する「東京本社ビル」における全エネルギーを、創業100周年にあたる平成30年度に平成15年度比50%削減のチャレンジ目標を掲げ、持続的発展が可能な省エネ活動を実践し、省エネモデルビルとして先進の取り組みを16日に開始する。
「東京本社ビルでは「ビルまるごとショウルーム」のコンセプトのもと、継続的に省エネに取り組んでおり、平成21年度には平成15年度比で36%の削減を達成している。これまでは社内外の専門家で組織する省エネ専門委員会が中心となり、主に運用者目線で運用改善、省エネチューニングが実施されてきた。今後はこれまで蓄積されたノウハウを生かし、居住者の協力のもと、同社グループ全体の省エネ新技術・新商材を積極的に導入し、さらに徹底した省エネチューニングを積み重ね、国の掲げるZEB(ネット・ゼロ・エネルギービル)の目標である「既築ビルにおける50%削減」の実現を目指す。
今回の計画の実現にあたり、16日より社内に「東京本社ビルチャレンジ50実行プロジェクト」を組織し、パナソニック電工エンジニアリング(大阪市中央区)やパナソニック電工ビルマネジメント(大阪府門真市)を含めたグループ全体で取り組むとともに、日建設計(東京都千代田区)や高砂熱学工業(東京都千代田区)の協力を得て省エネ活動が推進される。