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芝浦シヤリング 「品川」駅港南口に「SSJ品川ビル」が竣工
2011.02.28 17:46
駅徒歩4分の恵まれたオフィス立地 三菱地所が全面的にプロジェクト支援
芝浦シヤリング(東京都港区)が港区港南で建設を進めてきた「SSJ品川ビル」が25日に竣工を迎えた。
この計画は昭和60年竣工の「芝浦シヤリングビル」の建替え事業で、建物規模は地上18階地下2階塔屋1階、敷地面積3711・61㎡、延床面積2万9942・98㎡のオフィスビルを建設するプロジェクトである。JR「品川」駅港南口から徒歩4分と交通利便性に恵まれた立地にあり、オフィスエリアとして成長を続ける品川港南地区における同社のフラッグシップビルとなる。基準階は有効面積約330坪、天井高2・8mを確保し、Low―Eガラスとエアーバリアファンによる快適な執務空間が広がるほか、自動調光設備による省エネルギー化を図るなど、環境への配慮も兼ね備えている。また、同計画は総合設計制度を活用し、建物低層部には商業店舗が入居するほか、公開空地の整備や緑化の充実を図るなど、周辺地域の都市生活に潤いを与える建物となっている。なお、オフィステナントとしてソニー・コンピュータエンタテインメント、物販店舗としてセブン―イレブン・ジャパンが入居予定で、ほぼ満室での稼働となる。
同ビルの開発にあたっては、三菱地所(東京都千代田区)が事業計画ならびにテナントリーシングを行ったほか、設計監理を三菱地所設計(東京都千代田区)が担当するなど、三菱地所グループが全面的なプロジェクト支援を行っている。