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森ビル 新橋・虎ノ門エリアの大規模再開発に向け安全祈願祭実施 平成26年の建物竣工を目指す
2011.03.07 11:50
東京都が施行し森ビル(東京都港区)が特定建築者となって推進してきた「環状第二号線新橋・虎ノ門地区第二種市街地再開発事業3.街区」では2月28日、春の本体着工に向けて安全祈願式が執り行われた。
同街区は立体道路制度を活用し、地下の道路が超高層複合ビルを貫通する、交通インフラと一体となった大規模複合再開発事業である。地上52階建てとなる超高層棟はオフィス・住宅・ホテル・店舗・カンファレンスを擁する複合施設で、東京を代表するシンボルストリートに建つ新たなランドマークになる。
計画建物の規模は地上52階地下5階塔屋1階、敷地面積は1万7069㎡、延床面積は24万4305㎡、建物高さは247m(最高高さ255・5m)となっている。 同社では東京の国際戦略都心の中核を担うエリアにおいて、同計画が起爆剤となり、地域の活性化はもちろん都市再生、ひいては日本再生への貢献を目指すとしている。
環状第二号線は平成元年の立体道路制度の創設により、同区間の事業実施に向けた合意形成が進み、現在は平成26年春の交通開放を目指し工事が進められている。