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産業ファンド投資法人 地震の影響について保有資産の被害状況を発表

2011.03.28 16:16

 産業ファンド投資法人(東京都千代田区)は、東北地方太平洋沖地震による影響について発表した。
 同投資法人によると、地震発生時保有資産11物件は、地震による中断なく通常稼働を継続。PO取得及び取得予定の資産5物件に関しては、地震による影響を調査後、順次取得している。ただし、前者の11物件中、3物件に軽微な影響があり、外構部分や内装部分に一部破損が発生した。ポートフォリオ全体の対応費用概算額は1700万円。対応費用の取得価格合計に対する割合は0・02%となっている。「IIF東雲ロジスティクスセンター」での破損状況は、アスファルト舗装の複数個所にひび割れが発生。この破損への対応は既存舗装撤去の上舗装遣り換えを実施。また、外構植栽部分に陥没が発生した件に関しては、埋め戻しを実施することで対応する。PO取得資産に対する基本方針も併せて発表しており、地震発生時取得予定であった5物件については、外部専門家による現地調査等を実施し地震の影響有無を把握できるまで取得を延期する。影響があった物件ついては売り主側に対応を依頼し、引き渡し条件の協議が整ってから取得する。以上の2点を基本方針とし、現在地震による影響は軽微との判断で順次取得を進めている。




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