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ノパレーゼ 歴史的洋館を再生した婚礼施設 兵庫県景観形成重要建造物に指定

2011.04.04 15:53

 ノバレーゼ(東京都中央区)は、芦屋市で運営する婚礼施設兼レストラン「芦屋モノリス」が、平成23年度の兵庫県景観形成重要建造物に指定されたことを発表した。また、芦屋モノリスはロングライフビル推進協会主催の、優れた保全や改修を行い建築物の超寿命化に成功した建物を表彰する第20回「BELCA賞(ロングライフ部門)」も受賞しており、5月17日に東京で表彰される予定となっている。
 「芦屋モノリス」は、旧逓信省の電報電話局として昭和4年に建築された歴史的洋館を再生した婚礼施設兼レストランである。建物は旧帝国ホテルの設計で知られる米国の建築家フランク・ロイド・ライトの影響を受けた、当時流行したレトロモダンなネオ・ルネッサンス様式。外壁は、レンガに似たスクラッチ・タイルを使用している。所々に獅子の頭部や紋章などのレリーフ装飾が施され、アーチ状の五本の柱が重厚な外観を演出している。
 同社は、趣のあるレトロな外観をそのまま残し、120人収容(着席)できる披露宴会場を2階に、BARラウンジや新郎新婦の控え室を1階に設けるなど婚礼施設としての機能性を高めている。




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