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三菱地所/三井物産 物流施設開発事業に参入
2011.04.18 17:53
都心部等へのアクセスに優れた辰巳で開発 ナカノ商会がテナントとして入居予定
三菱地所(東京都千代田区)は、三井物産(東京都千代田区)と共同で、同社初の物流施設開発事業となる「(仮称)辰巳三丁目開発計画」について、15日に工事着手したと発表した。
この計画は三菱地所と三井物産が共同出資する特定目的会社「辰巳三丁目開発特定目的会社」が建築主となり、東京メトロ有楽町線「辰巳」駅徒歩約4分、首都高速湾岸線「新木場」ならびに「有明」出入口から約2kmという都心部、港湾施設、空港等への交通アクセスに優れた土地に、物流施設を開発するものである。設計・施工は鹿島建設(東京都港区)が担当し、ナカノ商会(東京都江戸川区)がテナントとして入居する予定である。同施設の規模は地上5階建て、敷地面積は9939・01㎡、延床面積は3万1533・50㎡(予定)となっており、竣工は平成24年2月を予定している。
同社によると、開発メニューの多様化を目指すとともに、不動産投資マーケットにおける投資家の幅広いニーズに応えるべく、今後も積極的に物流施設開発事業に取り組むとしている。