週刊ビル経営・今週の注目記事

毎週月曜日更新

住友ゴム工業 高減水ダンパーが効果を発揮 長周期地震動を受ける超高層ビルにも有効

2011.04.18 17:36

 住友ゴム工業(神戸市中央区)は、京都大学大学院工学研究科建築学専攻の竹脇・辻研究室とビル建物用の高剛性・高減衰ゴムダンパーを数年間にわたり共同で研究しており、その成果はすでに商品化しているが、この度、長周期地震動を受ける超高層ビルにも有効に機能することを、共同研究の結果、確認することができたと発表した。
 高剛性・高減衰ゴムダンパーの特徴は、極めて多数回の繰り返し(長期に及ぶ余震)にも対応することができる。また、耐久性にも優れているので、長周期地震振動を受けて最大で10分程度揺れが継続すると言われる超高層建物にも有効に働くことに加え、ダンパー周辺の骨組部材に過度の影響を与えないためのヒューズの役割も果たす。




週刊不動産経営編集部  YouTube