週刊ビル経営・今週の注目記事

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不動産業界往来

2011.04.18 17:28

■日本ビルファンド投資法人が100億円の短期借入金を調達
 日本ビルファンド投資法人(東京都千代田区)は、100億円の短期資金の借り入れを行うことを決めた。借入金額は、三菱UFJ信託銀行及びみずほコーポレート銀行などから合わせて100億円。返済期日は、平成23年5月13日となっている。同法人では今年初め、調布駅南口に立地する調布サウスゲートビルを93億2000万円で取得することを決めた。今回の借入金は、この購入資金などに充てる見通しとなっている。

■伊藤忠アーバンコミュニティがアイ・ピー管理を子会社化
 伊藤忠アーバンコミュニティ(東京都中央区)は、伊藤忠商事(東京都港区)が保有するアイ・ピー管理(東京都中央区)の全発行済株式を取得し子会社化したことを明らかにした。アイ・ピー管理は、旧伊藤忠不動産の開発・分譲地などの維持管理業務を進めてきたが、伊藤忠商事によるグループ会社の再編、見直しの一環として決定したもの。伊藤忠アーバンコミュニティでは「事業領域が似ているため今後、ビル・マンション管理業務での相乗効果を期待したい」としている。

■LIXILが電器設備カンパニーを設置
 LIXIL(東京都千代田区)は4月1日付で「電器設備カンパニー」を設置した。同社はエレクトロニクスと建材の融合を図った新たな製品・サービスを企画・開発することを狙いとして、節電・エコといった社会的な要請に迅速かつ的確に応えることにより、人と環境に配慮した住空間の普及に貢献するとしている。新設される電器設備カンパニーの正式名称はLIXIL電器設備カンパニー、太田裕介氏が社長に就任した。

■プロロジスの寄附口座がスタート
 プロロジス(東京都港区)は、日本における物流・ロジスティクス業界の人材育成および同業界の創造的な進化をサポートすることを目的として平成18年より早稲田大学大学院商学研究科に開設している寄附講座「ロジスティクス・SCM(サプライチェーンマネジメント)」の6年目の講座が4月23日より、同大学院春期学期の授業としてスタートする。実施期間は平成23年4月23日から7月30日までの計14回。受講対象者は早稲田大学大学院商学研究科(MBA、MOT)の学生。




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