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大和ハウス工業 中国常州市天寧区の不動産開発利用地を落札 上海と南京の中間地点である長江デルタの中心に位置
2011.05.16 11:10
大和ハウス工業(大阪市北区)は4月20日に常州市天寧区の入札にて、不動産開発利用地を落札したことを発表。これにより、同社としては中華人民共和国において5番目となる不動産開発「江蘇省常州市天寧区プロジェクト」を開始することになった。
江蘇省常州市は、上海と南京の中間地点である長江デルタの中心に位置し、南側には太湖、北側には長江があり、常住人口約459万人、戸籍人口約361万人を擁する商都である。今回同社では、常州市政府が新たに開発する天寧区「青龍生活区」において、分譲マンションと商業施設を組み合わせた複合開発プロジェクトを行う。同プロジェクトは、敷地面積が約7・5万㎡と甲子園の約2倍の面積で、1260戸の分譲マンションを中心に商業施設(約2万8800㎡)を組み合わせた複合開発を行う。中国のマンション販売は、スケルトン販売が一般的であるが、今回同プロジェクトにおいて建設予定のマンションはすべて内装付きで販売する。
また、顧客ターゲットは、中国人で中国の沿岸部の江蘇省(常州およびその近郊都市)を中心とする地域に住む、世帯年収の高い管理職層や自営業者・公務員となる。