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三菱地所 「(仮称)MM21地区34街区商業施設開発計画」が着工

2011.05.23 17:58

周辺の横浜美術館等と一体的に都市のオアシスとしての役割を担う
 三菱地所(東京都千代田区)は、横浜・みなとみらい21地区において計画中の「(仮称)M㎡1地区34街区商業施設開発計画」について、20日に着工したと発表した。開業は平成25年4月を予定している。
 この商業施設は同社の基幹商業施設であり、敷地面積は1万8046・56㎡、延床面積は11万6189・73㎡、規模は地上6階地下4階塔屋1階で、横浜市から湘南エリアまで幅広い商圏をカバーする。施設コンセプトは「ライフエンターテインメントモール」で、横浜美術館、グランモール公園前という立地を生かし、みなとみらい21地区の賑わいと憩いの拠点を目指している。
 フロア構成は、エンターテインメント施設やテラスを設けたレストランフロア、上質なライフスタイルを提案するファッション・雑貨フロア、周辺住民のデイリー利用に応える食品・生活雑貨フロア等からなり、様々なニーズに対応する。
 また、周辺環境に調和した建物スカイラインの形成や、街並みに配慮した緑化を進め、同施設が横浜美術館やグランモール公園と一体的に、都市のオアシスとして親しまれる計画となっている。また、様々な環境共生技術を採用し、地球環境にも配慮した計画が進められる。さらに、地下階では「みなとみらい」駅と直結し、みなとみらい21地区内の回遊性の向上が図られる。
 同社は昭和58年に三菱重工業の横浜造船所跡地を取得し、民間最大の地権者としてみなとみらい21地区の街づくりにに携わってきた。今回同社は街の結節点に商業施設を開発することで、既存施設との相乗効果・回遊性 を持たせ、新たな魅力創出に努めるとしている。




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