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森ビル 都市景観大賞の都市空間部門特別賞を受賞
2011.05.30 17:13
市民・住民が長年環境づくりに参加 協働での景観形成が評価のポイント
森ビル(東京都港区)が管理運営する港区赤坂および六本木の「アークヒルズ」が、平成23年度都市景観大賞の「都市空間部門特別賞」を受賞した。
都市景観大賞(「都市景観の日」実行委員会主催、国土交通省後援)は、良好な都市景観を生み出す優れた事例を選定し、その実現に貢献した関係者を顕彰し、広く一般に公開することにより、より良い都市景観の形成を目指すものである。同社が管理運営するアークヒルズ地区は、「市民あるいは住民が長年に渡って環境づくりに積極的に参加し、協働で景観形成に取り組んだ」として特別賞に選定された。受賞理由のポイントとして、「実現までの地権者交渉に14年、完成から24年、一貫して開発企業がまちを運営」、「公開されている歩行者空間やそれを取り巻く豊富な緑の供給とその管理」、「時間経過とともに周囲の環境との折り合いを探り、緑等により周囲にも貢献」、「継続的な取り組みにより景観、環境を向上させている事例は重要」の4点が挙げられる。
同社では「Vertical Garden Cityー立体緑園都市」をコンセプトに、地球環境に優しく魅力ある街づくりを積極的に推進し、東京の更なる魅力向上に貢献するとしている。