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東京都 府中駅南口第一地区市街地再開発組合の設立を認可 府中市の表玄関にふさわしい景観と調和した市街地形成

2011.05.30 17:11

 東京都は25日、都市再開発法第11条第1項の規定に基づき、府中駅南口第一地区市街地再開発組合の設立認可を発表した。今回の組合設立認可により、「東京の都市づくりビジョン」で掲げる商業・住宅・業務などの昨日集積を図るとともに、地域のシンボルとなっている、けやき並木と調和のとれた賑わいのある市街地を形成するものである。
 同事業では都市計画道路の整備に合わせて、細分化された土地を集約化し土地の合理的かつ健全な高度利用を進めることで、府中市の表玄関にふさわしい賑わいと魅力ある街並みの形成が図られる。また、同事業の施行により、既に完了している駅北側交通広場と連続した南側交通広場が整備され、第二、第三地区と一体となるペデストリアンデッキ、公共地下駐車場が整備され、駅周辺の回遊性の向上や自動車交通機能の拡充が図られることとなる。施設建築物については、建物中高層部を階段状にセットバックさせることで、けやき並木と調和したスカイラインが形成される。
 なお、同事業の地区面積は約1・1ha。計画建物の規模は地上15階地下4階、延床面積は約5万8200㎡であり、住宅・店舗・府中市公共公益施設で構成される。同事業の工事着手は平成25年、竣工は平成27年度の予定となっている。




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