週刊ビル経営・今週の注目記事
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不動産業界往来
2011.06.20 15:44
■三菱地所、三菱一号館美術館で「震災と復興」展
三菱地所(東京都千代田区)は、三菱一号館美術館において、「関東大震災から学ぶ 震災と復興~丸の内・防災都市のあゆみ~」と題した展覧会を、6月14日から開催している。同社は、今年3月の東日本大震災からの速やかな復興が求められる現在、かつて関東大震災を体験した先人たちの素早い対応、たくましい姿、スピード感のある復興への取り組みをお伝えすることで、震災復興の一助となることを願い、同展覧会を開催するとしている。会期は平成23年6月14日~9月11日まで。
■アパマンショップホールディングス、子会社解散
アパマンショップホールディングス(東京都中央区)は、6月13日に開催された取締役会において、同社連結子会社であり不動産投資事業を展開する「有限会社ASNディベロップメント」を解散することを決定した。同社は連結子会社による不動産投資が完了し設立当初の事業目的を終えたことを解散の理由に挙げている。
■日神不動産、東日本大震災の対応を発表
日神不動産(東京都新宿区)は、同社連結子会社である多田建設に関して、東日本大震災への対応の質問が多数寄せられていることから、震災対応について詳細を発表した。復旧活動については、震災直後から東北営業所の社員が、多田建設が過去に建設した数十棟の建物を診断。躯体に直接的な影響を与えるような重大な損傷はなかったものの、細かい補修が必要な箇所が発見されたことから、現在補修工事を受注し、順次工事を行っている。また、今後の復興活動に関して、同営業所では、建築部門の社員と土木工事部門の社員が待機しており、今後、国や県の復興プランが固まり、具体的な復興工事が始まる場合に備えているとしている。
■清水建設、ウェブ上で建物内外の光環境を素早く可視化
清水建設(東京都港区)は、クラウド技術やグラフィック処理ユニット(GPU)、建物の3次元設計データを駆使し、ウェブ画面上で建物内外の照明や採光などの光環境を写真並みの画質で素早く可視化できる超高速可視化プレゼンテーションシステムを開発した。このシステムにより、従来数時間を要していた光環境の可視化を数秒から数分で行えるようになった。