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三菱商事 中国・天津市の商業施設運営事業に参画
2011.07.11 14:38
成長著しい天津経済技術開発区 現地デベロッパーと合弁会社設立
三菱商事(東京都千代田区)は6月30日、同社の中国における商業施設運営事業の第一号案件として、天津経済技術開発区(以下、TEDA)内の商業施設運営事業へ参画することを発表した。
同社が運営事業を行う商業施設は、TEDA中心部の濱海新区オフィス・商業施設集積エリアの中心に位置しており、2012年6月の開業を目指し現在開発中である。施設の延床面積は約2万8000㎡、約70区画の専門店を誘致予定となっている。
同物件は、中国華北地域を中心に事業を展開する商業施設専業デベロッパーと同社で合弁会社を設立し、共同運営を行う。
同社は、平成22年に発表した中期経営計画において、中国・インド・ブラジルを全社戦略地域と定め、経営資源を優先的に投入し、事業展開を推進するとしている。中国における不動産事業については、今回の開発を第一号とする商業施設運営・開発事業を皮切りに、分譲住宅開発事業や物流施設開発事業等
について、地域や事業内容ごとに最適な現地パートナーと協業し、本格的な事業展開を開始するとしてい
る。