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東宝 新宿・歌舞伎町で複合ビル開発

2011.07.18 17:31

 東宝(東京都千代田区)は11日、新宿区歌舞伎町の「新宿コマ劇場」、「新宿東宝会館」跡地について、ホテルとシネマコンプレックスの複合ビル「新宿東宝ビル」を建設すると発表した。「新宿東宝ビル」の規模は地上31階地下1階塔屋2階、敷地面積は5588㎡、延床面積は5万5390㎡となっている。
 計画によると、建物低層部は飲食店舗などによる商業フロア、3~6階は全12スクリーンのシネマコンプレックス「TOHOシネマズ新宿(仮称)」、9~31階は約1030室のホテル「新宿東宝ビル ワシントンホテル」で構成されている。シネマコンプレックスは、全スクリーンデジタルシネマ対応で、国内外の映画作品はもちろん、コンサートや演劇、スポーツなどの生中継上映にも対応する。また、ホテルはシングル855室、ツイン175室の予定で、映画や生中継上映などとセットになった宿泊プランや、キャラクタールームの設置も予定されているとのことである。
 なお、シネマコンプレックスの運営についてはTOHOシネマズ(東京都千代田区)が行い、ホテルの運営は藤田観光(東京都文京区)が行う。「新宿コマ劇場」、「新宿東宝会館」の解体ならびに計画建物の新築工事は3月より開始されており、平成27年春の竣工、オープンを目指している。




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