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ヒューリック 保有物件の安全性を再チェック
2011.07.25 16:48
ヒューリック(東京都中央区)は19日、東日本大震災を受けて再度保有ビルの災害対応性能をチェックし、「耐震性能」、「液状化対策」、「津波・浸水対策」の3項目の観点から高い安全性が確認されたと発表した。
同社は全てのビルにおいて耐震診断を行い、必要な耐震補強工事を実施している。再チェックにあたっては、阪神淡路大震災を引き起こした兵庫県南部地震発生時、神戸三宮地区で震度7を経験し、その後も継続使用している「ヒューリック神戸ビル」を基準ビルに設定し、この基準ビルより耐震性の劣るビルについては耐震補強工事を実施する予定である。
同社はこれらの施策を通じて、緊急時にも建物の安全性を万全にし、利用者に対して安心・安全を提供するとしている。