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ヒューリック 北海道のPPP事業を受託
2011.08.22 11:20
ヒューリック(東京都中央区)と北海道ジェイ・アール商事(札幌市東区)、栗林商会(北海道室蘭市)を中心とするグループは、北海道が実施した「北海道東京事務所用地有効活用事業」の公募型プロポーザルにおいて、優先交渉権者として選定されたことを発表した。
同事業は、北海道所有の北海道東京事務所敷地を民間事業者が定期借地し、道指定施設(北海道東京事務所)を含む民間提案施設を建設・運営するPPP(パブリック・プライベート・パートナーシップ)事業である。計画地は千代田区永田町の衆・参議院議員会館に至近で、地下鉄2駅5路線利用可能な交通至便な立地である。同グループは、民間事業による北海道と東京・海外を結ぶ新しい架け橋を提案しており、具体的には北海道と連携し、シェアオフィスへの入居者と北海道および入居者同士の交流、北海道の食材を使ったレストランを通じて北海道価値向上に寄与する計画となっている。
ヒューリックでは従来よりPPP手法を用いた開発を今後の成長戦略の一つと位置づけており、今回が4件目の応募となるが、全て採用となっている。なお、同社は今後ともPPP事業への参入を積極的に展開していくとしている。