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東日本旅客鉄道 JR「千葉」駅舎・駅ビル建て替え始動「千葉の魅力を感じる駅」がコンセプト
2011.09.19 10:33
地球環境に配慮した設備を導入
東日本旅客鉄道(東京都渋谷区)は、JR各線「千葉」駅の駅舎・駅ビルの建て替えに向けて、詳細設計および支障物撤去などの関連工事から建物本体の工事へと着手する。
平成28年の夏には駅舎と商業施設が開業し、平成30年春までに駅ビルの全面開業が予定され、東口と西口が同一階で繋がるためコンコース内での見通しが改善されるほか、千葉都市モノレールの「千葉」駅と接続することで利便性の向上を図るという。
駅ビル・エキナカには「千葉の魅力を感じる駅」「地域の方が集う駅」「魅力的で楽しい駅」をコンセプトに、千葉の食材の産直販売などに力を入れるほか、保育園や医療施設、文化交流に活用できるホールなどが整備される予定である。駅・駅ビル・エキナカ全体にはLED照明の導入、太陽光パネルによる自然エネルギーの活用など、地球環境に配慮した施設となっている。
駅の施設は地上7階地下1階建てであり、延床面積は約7万㎡。駅・駅ビルの建て替えにより、耐震性能が向上するとともに、高架橋の柱の耐震補強を合わせて行い、安全・安心な駅の実現を目指している。