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東宝 「広島宝塚会館」跡地の再開発計画の概要発表

2011.10.03 16:00

 東宝(東京都千代田区)は9月27日開催の取締役会において、広島市中区の「広島宝塚会館」の再開発計画について決議し、同日概要を発表した。
 再開発計画の敷地面積は1389㎡、建築面積は1130㎡。計画建物の規模は地上14階地下1階塔屋1階で、延床面積は1万2300㎡である。計画建物の1~3階は商業施設、4~14階はホテルの構成となっており、商業施設フロアにはパルコ(東京都豊島区)が展開するショッピングセンター「PARCO」が入居する。同社の発表によれば、施設は同社の事業戦略である店舗業態革新の一環として、都心型中低層商業施設のモデル店舗として計画しているとのことである。また、ホテルフロアについては、全国43ホテルを展開する藤田観光(東京都文京区)に賃借し、運営が行われる。ホテルの客室数は全270室となっている。
 「広島宝塚会館」は9月7日をもって閉館、20日より解体・新築工事が開始されており、再開発建物の竣工ならびに全館オープンは平成25年秋を予定している。




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