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東京急行電鉄/内外エステート 「東急番町ビル」が竣工 LED照明器具を全館で採用 植栽を施した歩行者空間を整備

2011.10.10 17:13

 東京急行電鉄(東京都渋谷区)と内外エステート(富山県富山市)が平成22年から千代田区四番町において共同で開発を進めてきたオフィスビル「東急番町ビル」が、9月30日に竣工した。
 「東急番町ビル」は、東京急行電鉄としては初となるLED照明を全館に採用したことが大きな特徴となっている。また、遮熱・断熱性能に優れたLow-Eペアガラスを採用、建物全体としてエネルギーの削減と環境負荷の低減にも取り組んでいる。施設の規模は地上11階塔屋2階、建築面積は1613・85㎡、延床面積は1万6755・87㎡、JR中央・総武線、地下鉄各線が乗り入れる「市ヶ谷」駅より徒歩3分、東京メトロ有楽町線「麹町」駅より徒歩5分のアクセスとなっている。
 同ビルは上記の環境配慮への取り組みの他、武蔵野台地の中でも最も古い「下末吉面」に位置し、柱にはCFT(コンクリート充填鋼管工法)を採用することで震災への耐性も考慮した設計となっている。また、番町地区の玄関口ともいえる十字路に接した広場を配し、街並みに調和する植栽を施した歩行者空間を整備することで、地域住民が集い憩える、ゆとりある空間を創出している。




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