週刊ビル経営・今週の注目記事
毎週月曜日更新
ループウイング 風車・蓄電池・塗料で省エネ提案
2012.05.14 17:48
遮熱性と断熱性をあわせもった塗料が話題となっている。そもそも遮熱と断熱とはその意味合いが全く異なる。遮熱とは赤外線を反射して熱を防ぐことであり、断熱とは吸収した熱が伝わるのを防ぐことである。ループウイング(東京都港区)が販売する「キルコート」は、塗料がもつ太陽熱の反射効果と、塗料に配合された中空ビーズがもつ外部からの熱を遮断する効果により熱の侵入を防ぐことができる。夏季同様、冬季における寒気も防ぎ、また内部からの熱流出も防げるため効率的な空調の運用を実現でき、省エネにもつながる製品だ。
同製品は伸縮性、付着力、耐久性にも優れ、折半屋根では特に高い効果を発揮する。クロスの上からも塗布可能で、室内に塗布すれば冬季の暖房効率はさらに高まるという。また遮音効果もあり、アミューズメント施設などで高い実績を上げているという。
これまで独自設計の風力発電機を扱ってきた同社では蓄電池なども展開。今後は「エネルギーを創り、蓄え、使わないようにセーブする」という一連の流れを提案していくという。