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アトム 既存照明器具に対応するLED蛍光灯を販売
2012.07.02 17:11
建築用の広告アイテムや内装工事、建物管理など幅広い事業を展開するアトム(東京都千代田区)。同社ではサカ・テクノサイエンス(石川県金沢市)が開発した設置工事不要のLED蛍光灯シリーズの販売代理業務を行っている。このLED蛍光灯シリーズは既設照明器具の安定器によって、ラピッド・グロー対応の「exiL(エクシル)」、「R―Glei(アールグレイ)」、インバータ(Hf)対応の「LEHf(リーフ)」、「EiLL(エール)」がラインアップされており、改造工事や追加機器が必要なく、既設の器具に取り替えるだけで大幅な節電を実現することができる。
一般的なLED蛍光灯は管に排熱板を設置する必要があったため、配光角度が120度程度に限定されていた。しかし、同社が販売するLED蛍光灯シリーズは金属性の排熱板を必要としない構造を採用していることから、配光角度は300度と、天井面も明るく照らすことができ、また、管の軽量化も実現している。
同社代表取締役の村井泰士氏は「当社の提案するLED蛍光灯は管の内部にマイコンを内蔵しており、常に明るさが一定になるよう光をコントロールしています。更に、取り付け部分に伸縮機能を持たせたことで、落下防止などの安全性向上にも貢献します。こうした安全設計に加えて製品は防じん&防水の試験をクリアし、様々な環境での設置が可能です」と述べている。