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照明器具リニューアルの手引きを「リニューアル」
2012.07.02 17:13
日本照明器具工業会(東京都台東区)では、安全に照明器具を使用するために耐用年数が過ぎた器具のリニューアルを呼びかけている。同工業会の特別事業担当部長の大谷正幸氏によれば、照明器具は設置後10年が点検や交換の目安となっている。特に安定器などの器具は普段目に見えない場所に位置していることから、劣化の進行が分かりづらいという。
「近年、LEDなどの高効率照明で既存の照明器具を生かしたまま置き換えが可能な製品が登場しています。LED照明自体には省エネに大きな効果が期待できますが、管を取り付ける照明器具の方は劣化が進んでいるため、LEDの特性を十分に発揮できず故障してしまうという可能性もあり、注意が必要です」(大谷氏)
同工業会は安全に照明器具をリニューアルするための手引き「照明器具カエルBOOK」を作成。大谷氏は「以前は文字ばかりのマニュアルでしたが、改訂版はイラストなどを用いて分かりやすくリニューアル方法を紹介しています」と話す。