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SFビルサポート 利用しやすくなった賃料保証サービス新プラン登場
2012.07.09 14:56
景気低迷により、事業用ビルにおいてテナントが賃料を滞納するケースも増えており、ビルオーナーにとっては死活問題となっている。そんな中、賃料を滞納するテナントに対して、督促から退去手続き、裁判に至るまで、ビルオーナーに代わって対応してくれる賃料保証会社に注目が集まっている。しかし、事業用テナントを対象にした賃料保証会社は、居住用に比べて審査が厳しく、必ずしも広く活用されるケースは多くなかった。
そうした背景を受け、オフィス・店舗向けの賃料保証を手がけるSFビルサポート(東京都千代田区)では、ビルオーナー・テナント双方にメリットのある賃料保証サービスを広く活用してもらおうと、より利便性の高い賃料保証プランを展開している。
新しく始めたプランは「連帯保証人無プラン」、「敷金(保証金)ぐっとDOWNプラン」の2つ。連帯保証人無プランは、師士業や外資系企業、社団法人・財団法人、上場企業など、信用力の高い法人を対象にしている。
「東日本大震災直後は国外に退去される外国企業様もいらっしゃいましたが、今年に入り、外国企業様からの問い合わせが急増し、日本での出店意欲の高まりを感じています。そのため、外国企業様の場合、すでに日本法人があるケース以外に、支店登記のみの企業様やこれから日本法人を設立予定の企業様の賃貸保証もお受けしております」(同社保証事業課 課長 安慶名映子氏)
「敷金(保証金)ぐっとDOWNプラン」では、原状回復費用が保証対象外の場合、事務所は賃料の2カ月分以上、店舗は賃料3カ月分以上で受託可能。敷金を抑えて契約したいテナントや、元々敷金が定額のSOHO型オフィスにも対応する。
「現在、当社のサポートシステムをご活用のテナント様が移転先の物件でも継続利用していただく場合、初回保証委託料を20%割引に、さらに次々回移転時は40%のリピート割引もあり、成長企業様のサポートを行っています」(安慶名氏)