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プラス オフィス家具づくりの新コンセプト「KTG」戦略を展開
2012.07.16 10:32
文具や事務用品のメーカーであるプラス(東京都港区)はオフィス家具の開発・製造を行っており、昨年から「KTG」をコンセプトとして掲げて製品を展開している。
「KTG」とは、高品質のK、低価格のT、グッドデザインのGの頭文字により名付けられ、ユーザーに対して更なる品質の向上をはじめ、コストパフォーマンスを高めて優れたデザインを提供していくことを目指している。昨年の12月には第一弾としてオフィス用スタンダードデスクの「US(ユーエス)」、オフィス空間を機能的に仕切るローパーティションの「TF(ティーエフ)」、会議・セミナーなどに最適な平行スタッキングが可能なフォールディングテーブルの「Luarco(リアルコ)」をリリースしている。
主な特徴として、「US」は国内初のワンアクションロックシステムが標準搭載され、1カ所の施錠で最大7カ所の引き出しをロックすることが可能なため、1回の動作だけで全ての引き出しを施錠・解錠することを実現。また、「TF」は、連結や組み替えが簡単なこともあり、施工時間の短縮はもちろん、L字、T字、段差など様々なレイアウトに対応をすることができるほか、「Luarco」は同社の従来品と比べて、耐荷重の約3倍、高さの有効寸法1・25倍の、書類やファイルなどの収納性に優れた棚を設けるなど、デザイン性と機能性を両立させているという。
「当社が取り組むKTG戦略に基づき、今年の3月から『Uチェア(ユーチェア)』を販売しています。同製品は多彩なバリエーションのタスクチェアであり、座面や背もたれには柔らかな曲面デザインを取り入れ、腰から背をしっかりサポートしています。また、複雑な機能を排除し、タスクチェアに求められる基本性能に絞り込むことでお求めやすい価格設定を実現しております」(KTG本部 商品企画部 企画開発課 担当課長 大石 崇仁氏)