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日本土地家屋調査士連合会 PRのためドラマ制作に全面協力
2012.07.16 10:33
昨年3月26日にテレビ朝日系「土曜ワイド劇場」で放送された「愛と死の境界線~隣人との悲しき争い~隣人は殺人者!悲しき美人妻と家族の絆・土地争いに隠された驚愕の真実を暴け!!」というドラマをご覧になった方はいるだろうか。
小杉健治氏の小説「境界殺人」が原作のこのドラマは、女優の黒木瞳さんが演じる土地家屋調査士の西脇ゆう子が、争いとなっている隣人との土地の境界線の確定を依頼されるなか、次々と殺人事件が発生する、というサスペンスストーリー。 このドラマ、日本土地家屋調査士連合会が土地家屋調査士という制度が発足60周年を迎えた記念事業として、全面的な協力を行って制作されたもの。同協会は「資格の名称自体があまりにもマイナーであるため、社会に認知されていないということ」を問題視して、資格の知名度向上を目的として制作された。
土地家屋調査士とは昭和25年に創設された、法務省が管轄する国家資格。全国にはおよそ1万8000人の土地家屋調査士が存在する。土地家屋調査士は、土地の境界についてのスペシャリストとして、所在や面積など物理的状況を登記情報(登記簿)に反映させる、つまり「表示に関する登記」について土地や建物の所有者に代わって申請を行うことが業務となる。特に最近では土地の境界に関する専門職種として注目されているという。
ビル経営においては「床面積や建物の構造に登記情報に齟齬があった」「建物を区分建物に登記し直す、または区分された建物をひとつに合併する」「解体した建物を滅失登記する」などという場面において、土地家屋調査士の出番となる。
最近では土地の境界線に関するプロフェッショナルとして注目される一方、建物の順法性が厳しく求められているという状況から活躍の場が増えているという。
土地家屋調査士をご存じないビルオーナーの方にとって、上記の類のお悩み解決の糸口になる場合も十分に考えられるのではないだろうか。