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シャープ 本社ビルや堺・亀山両工場などを追加融資の担保に
2012.09.10 17:12
シャープ(大阪市阿倍野区)は6日、国内のほぼ全ての事業所と営業拠点の土地と建物に対し、追加融資の担保として主要取引銀行のみずほコーポレート銀行と三菱東京UFJ銀行が抵当権を設定したことを発表した。
担保を設定したのは8月31日付で、大阪市阿倍野区の本社ビルの他、液晶パネル製造拠点の堺工場(大阪府堺市)、亀山工場(三重県亀山市)など主力工場を含んでいる。営業拠点の集約化を進めている関東地区では、千葉市美浜区の幕張ビルが担保の対象。その一方、東京都新宿区の市ヶ谷ビルは売却予定のため担保として差し入れていないが、土地の流動化を検討している堺工場には設定している。また、全国に広がる営業所についても、自社で保有する土地や建物の場合は、ほぼ全てを担保として差し入れたとのことである。