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1級建築士成りすまし問題続報 神奈川と新潟の2級建築士2名が逮捕
2012.10.15 17:56
一連の問題は11都道府県15人と全国に波及
神奈川県警は9日、建築士法違反と偽造公文書行使の疑いで相模原市中央区に住む2級建築士、石岡秀逸容疑者を逮捕した。容疑は1級建築士の資格を持たないのにもかかわらず、平成23年2月ごろから同年9月ごろまでの間4回にわたって確認申請書に1級建築士などと虚偽の記載をして民間検査機関などに提出。さらに偽造した1級建築士の免許証のコピーも提出したとしている。
同県警によれば、石岡容疑者は「2級建築士では仕事が取りづらく、新たに1級建築士を雇用するのは面倒で報酬ももったないと感じたため」と容疑を認めている。なお、同じ9日には新潟県警が別の2級建築士を建築士法違反の疑いなどで逮捕。一連の1級建築士の成りすましは11都道府県で15人が確認されており、今回の2容疑者が初の逮捕となる。