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サンニック 鳥の視覚を混乱させる新たな鳥害対策 メンテナンス不要で長期維持

2012.12.10 14:25

 創業以来30年以上環境美化事業を展開してきたサンニック(東京都港区)は、新事業として鳥の視覚を混乱させ、鳥を寄せ付けなくする忌避製品「撃退ドットマン」を活用した鳥害対策プランを展開している。
 同製品は、金色の下地テープに、鳥類が警戒する蛇の鱗模様を模した黒の斑点を配色。独自開発の3D視覚パネルを合わせて活用することで、鳥類の視覚を混乱させるという仕組みだ。一般的な鳥害対策ではネットやジェルなどが存在するが、経年劣化が早く、メンテナンスに手間がかかる。しかし、同製品は3D視覚パネルの周囲にテープをタコ足状に取り付けるだけ。メンテナンス不要で長期間維持できるのも魅力だ。
 「電力会社や電鉄会社に採用していただいています。ビルの場合、建物の角部分に被害が集中する傾向にあり、屋上のコーナー部分に設置するタイプの製品もご用意しています。また、闇雲に設置しないように、設置前に当社が綿密な被害状況の調査を行い、少ないコストで最大限の効果が得られるように施工作業まで担当します」(同社 鳥害対策プロデューサー 井﨑 邦敏氏)




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