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新日鉄興和不動産 収納を極力なくし自由度高い住まいを実現するシステムを開発
2012.12.17 12:09
新日鉄興和不動産(東京都港区)は、造り付けの収納スペースを極力なくし自由度の高い居住空間を実現する間取りシステム「ジザイア」を開発。千葉県松戸市で開発を行っている総戸数151戸の分譲物件「リビオ松戸ヒルズフィールド」に採用する。同社では、豊富な間取りメニューの組合わせと好みと予算に合わせて設備を選択することができる「ワンズシステム」の提案を昨年から、物件の購入後に変化するニーズに対応する3畳の自由空間「ユトリエ」の提案を今年8月に開始し、今回開発した「ジザイア」を含め「システム・フリーダ」の商品名称で統合。豊富なメニュープランの中からライフスタイルに合わせた住まいを実現することが可能になった。
4棟の住居棟で構成される「リビオ松戸ヒルズフィールド」は、計画地より徒歩1分の「松戸二中」バス停よりJR「松戸」駅までバス6分、北総線「矢切」駅までバス5分に位置している。同物件の敷地面積は7299・13㎡、延床面積は1万4497・02㎡。間取りは2LDK+Sから5LDKまでで、専有面積は76・99㎡から113・05㎡となっている。同物件に標準プランとして導入されている「ジザイア」は、ウォークインクローゼットなど造り付けの収納スペースをなくし居住者が自由にレイアウトを変更できる空間を確保。システム家具を間仕切りの役割を兼ねて配置すれば、寝室内の一部の空間を書斎コーナーとして使用することができるなど、一つの部屋の中で空間を分割することが可能だ。この他、入居者の希望に応じて「ワンズプラン」や「ユトリエ」といったプランを組み合わせることができる。
同社住宅事業本部開発第二部の田口真吾氏は「JR『松戸』駅付近にオープンしたマンションギャラリーには地元の皆様をはじめ多くの方のお越し頂き、新しい発想による自由自在な住まいのご提案を実際に体験して頂いています。当物件の反応を見ながら、今後開発する物件への『ジザイア』の導入を検討していく考えです」と話している。