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アスク エレベーター改修工事期間中の階段昇降機レンタル事業開始

2013.01.14 14:10

 マンション居住者向けコンシェルジュサービス事業を展開するアスク(東京都港区)。同社はマンションのエレベーター改修工事中に、エレベーターを使うことができない不安・不便を解消するため、階段を電動で昇降する「介助式電動階段昇降機(ステアチェア)」を短期間貸し出すレンタル事業を、今月より開始致した。
 現在、築30年を超えるマンションの数は全国で100万戸を超えるといわれており、マンション自体の老朽化と共に居住者の老齢化も加速している。一般にマンションのエレベーターの改修・更新時期は築25年~30年程度とされており、同工事はマンション大規模修繕工事の中でも負担が大きく、管理組合の課題となっているという。
 また、工事期間中にエレベーターが長期間完全停止(5~30日間ほど)することは、歩行困難な方や高齢者にとって、生活に大きな支障をきたす可能性が高いと指摘されている。そのため改修工事の実施を躊躇している管理組合も多く、エレベーターに代わる階段昇降の代替手段が求められている。
 アスクでは、昨年8月より階段昇降機の販売を開始していたものの、買取り又は5年リースによる提供行っていた。その中で「レンタルは行っていないか」という問い合わせが寄せられていたそうだ。そこで今回、同社は短期(原則 1カ月単位)から利用できるレンタル事業を開始した。




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