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三井不動産 国の重要文化財・三井本館で初の大規模消防訓練実施
2013.01.21 16:31
三井不動産(東京都中央区)は17日、1月26日の文化財防災デーを前に、国の重要文化財に指定されている中央区日本橋室町の「三井本館」で、地震に伴う火災を想定した三井本館自衛消防組織と公設消防隊との連携による大規模な消防訓練・演習を実施した。同施設での訓練は初めての取り組みとなる。
訓練は大規模地震の発生により同施設1階から出火し、在館者全員が施設外へと避難を開始。その後、施設内に煙が充満し、上階に逃げ遅れた数名を確認し、同社及び各テナントで組織される自衛消防組織と日本橋消防署より派遣された公設消防隊によって、消火活動及び人命救助活動が展開された。
当日は「三井本館」と「日本橋三越」の間の江戸桜通りを封鎖し、40m級のはしご車2台、特別救助車(レスキュー車)、ポンプ車など計7台が出動。参加者らは真剣な面持ちで訓練に臨んだ。