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建築技術支援協会 耐震診断後に関する助成などの情報を紹介

2013.02.04 13:18

 建築の豊富な技術、経験、知識を持つベテラン技術者の集まりである建築技術支援協会(東京都文京区)は専門技術者ばかりではなく、一般市民や建築・不動産関係者も対象に、東日本大震災における被害の状況と今後のマンションの耐震対策について分かりやすく説明するシンポジウムとして「あなたが知りたいマンションの耐震性 ~東日本大震災の被害と教訓」を2月9日に大阪大学中之島センター7階703講義室にて開催する。
 同シンポジウムは4部構成。まずは、同協会の代表理事である和田章氏(東京工業大学名誉教授・日本建築学会会長)による「マンションの耐震設計と被害の可能性」という基調講演のほか、弊社が昨年に開催した不動産ソリューションフェアにも登壇した倉本洋氏(大阪大学教授)が「東日本大震災―建築物の被害、集合住宅の被害」と題して講演が行われる。更には、同協会の会員である小鹿紀英氏(小堀鐸二研究所)、岡本直氏(ものつくり大学客員教授)、丸山和郎氏(元日本アルテック)が「あなたが知りたいマンションの耐震性」というテーマで地震被害・東日本大震災の被害と教訓、マンションの被害想定、耐震診断・改修、地震の修復、耐震診断・改良、国・自治体の助成等について解説するとともに、同協会の理事である安部重孝氏の司会のもと解説者によるパネルディスカッションや聴講者の質問に回答するプログラムとなっている。
 司会を務める安部氏は見所について、こう語る。
 「東日本大震災の被害と教訓や耐震診断に関する助成などの情報も紹介いたします。たとえば、大阪の民間マンションでは耐震診断・耐震改修に助成制度がありますが、どのくらいの予算になるのか、平成25年度の補助金の情報をご案内したいと思います。地震の再来が危惧される中で是非知っていただきたい内容です」
 なお、参加費は無料で現在も募集が行われている。また、各講師の資料も無料となっているが、同協会が既刊する「あなたが知りたいマンションの耐震性」の改訂版を希望する場合、実費で700円で配布されるという。




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