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大学不動産連盟 東日本大震災復興支援チャリティーとして新年会を開催

2013.02.04 13:22

 大学不動産連盟は、不動産事業などに関する情報交換・研修活動などを通じて社会ならびに母校である各大学に貢献するべくスタートし、現在、正会員12校、準会員校3校、計15校から構成されている。
 同連盟では1月22日に「日本大学桜門会館」にて新年賀詞交歓会を開催した。今回の新年会は東日本大震災復興支援を目的に、昨年から2年続けて参加者から復興支援金を集めて、あしなが育英会に寄付された。
 また、「東日本大震災被災地の現状」と題して、青山学院大学OBの高橋博之氏(前岩手県議会議員)が講演を行った。
 「私は政治活動に区切りをつけ、東北の被災地を舞台に新しい水産業を創造する事業を始めることにしました。私たちの命の根底を支える食の生産現場がいかに弱り切っているかを今まで見聞きしました。みんな口では『一次産業は大事だ』、『農山漁村は大事だ』と言います。しかし、いざ自分がやるかとなればやらない、自分の子どもにやらせるかとなればやらせない。私も同じでした。そうして、担い手は減少し、農山漁村の疲弊は目を覆うばかりです。すべての国民が食の恩恵に預かっている以上、消費者である私たちも他人事ではない、当事者として考え、行動しなければならない問題だと思い知らされました。生産者と消費者が一緒に三陸の恵みあふれる豊かな自然を守りながら、生産者がより高品質な海産物をつくり、消費地に提供。生産現場への理解を深めた消費者が享受し、買い支える仕組みを作って参りたいです」
 講演後、新年賀詞交歓会では被災地で生産された清酒などが振る舞われ、今年度も被災地へ継続的な支援を誓った。また、同連盟の理事長である伊藤守氏により新年の挨拶が行われた。
 「今年は西高東低で安定した風が吹いております。天気ばかりではなく、政府においても西高東低になり、不動産業界をはじめ、株価が上がってきています。更に、今年の干支は蛇です。干支の中で唯一の爬虫類であり、そうした意味では脱皮・変革という意味もありますが、われわれ不動産業界がこれからも事業を営んでいくためにも、蛇と同様に季節が厳しい時はじっと耐えながら、春がくるように情熱を持って取り組むことが欠かせないと思います」




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