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コミュニティコム 交流の輪を広げる取り組み コワーキングスペースで「朝活」

2013.02.11 17:39

 昨年12月、「大宮」駅前に立地する「銀座ビル」の7階にオープンしたコワーキングスペース「Office 7F」。コミュニティコム(さいたま市大宮区)代表取締役の星野邦敏氏が運営を行っている。コワーキングスペースでは、異分野で活躍する者同士が場所を共有して仕事を行うほか、各種イベントも開催される。「Office 7F」でも料理教室やパソコンの講習会など毎週さまざまなイベントが行われている。
 20代前半の男女が集まり毎回テーマを決めてディスカッションを行う「朝活」。大学や専門学校に通う学生、NPO法人の活動をしている人など、普段なかなか接する機会のない者同士が集まり、交流を深めていく。毎週日曜に行われており、20名程が参加している。
 1月28日に行われた「朝活」では、3カ月後までに達成するべき目標をそれぞれが考え宣言しあった。今回初めて参加したコミュニティコム、アルバイトの相澤奏恵さんは「他の参加者が積極的に話しかけてくれたので、すぐに打ち解けることができました。私は普段、大学に通っています。気のあう友人と過ごすことも私にとって、大切な時間です。しかし、『朝活』で出会った人たちは、NPO法人の活動をされている方や、ボランティア活動をされている方など、普段はなかなか接する機会のない人たちです。『こういう考え方があるんだ』など多くの発見があり、とても貴重な時間を過ごすことができました」と笑顔で話す。この「朝活」は、「Office 7F」が開設される前から、大宮エリアの喫茶店などで行っていたそうだ。
 「意見を発表しあい、賛同して拍手をする。そういったことを街中の喫茶店やファストフードで行うのは、周りに迷惑をかけてしまうので片身の狭い思いをしていたそうです。コワーキングスペースでは思いきり意見も言い合えるので『朝活』のメンバーも喜んでいます」(星野氏)
 今月も確定申告の勉強会や福祉施設の勉強会などが企画されている。




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