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三菱地所 新たなオフィスビル「麹町フロントビル」竣工 複数駅の利用が可能
2013.02.18 17:46
三菱地所(東京都千代田区)は、同社が開発を進めてきた「麹町フロントビル」(東京都千代田区麹町3丁目)が、2月12日に竣工したことを同日発表した。
「麹町フロントビル」は、同社が出資する「メックビルディング特定目的会社」が、麹町3丁目の「食糧会館」跡地に建設した、地上10階地下1階建てのオフィスビル。
東京メトロ有楽町線「麹町」駅より徒歩1分、同半蔵門線「半蔵門」駅より徒歩4分であるうえ、「四ツ谷」、「永田町」、「赤坂見附」の各駅も徒歩で利用可能な立地となっており、非常に交通の利便性に優れている。
建物の外観は、麹町大通りに面した北側ファサードを全面ガラスカーテンウォールとしており、視認性やグレード感、採光性能を確保するとともに、水平に走るフィンと設けることによって、通りを往来する人々の流れや街並みとの一体感を創出するようなデザインとした。
用途は、1階部分が店舗、2~10階がオフィスとなっており、1階店舗区画にはスーパーマーケット「成城石井 麹町店」が2月20日にオープンする予定となっている。オフィスの基準階は、有効面積が約200坪、天井高2・8m、開口約20mという開放的な無柱空間を実現し、高い自由度とレイアウト効率に優れた使用となっている。
ワンフロア15分割の個別空調システムを導入するとともに、南北両面の開閉による自然換気、Low―eペアガラスを採用する、専用部・供用部の主照明にLED照明を採用するなど環境に配慮して快適性を兼ね備えた高機能なオフィスビルとなっている。
延床面積約8968㎡、敷地面積約1014㎡で、駐車場28台。施工は鹿島建設。