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新エネルギー・産業技術総合開発機構 新エネルギーベンチャー各社取り組みを充実

2013.05.25 15:12

 新エネルギー・産業技術総合開発機構(川崎市幸区・略称NEDO)は20日、東京都中央区京橋の「TKP東京駅八重洲カンファレンスセンター」にて中小・ベンチャー企業5社による「新エネルギーベンチャー技術革新事業のビジネスマッチング会」を開催した。
 同団体では再生可能エネルギー分野におけるベンチャー企業等の参入を促進し、周辺関連企業の技術向上を目指している。また、中小企業やベンチャー企業の保有する潜在的シーズ(種)を活用した新事業の創成と拡大・ベンチャー企業の立ち上げ等、事業化を目指した技術支援を目的として平成19年度より「新エネルギーベンチャー技術革新事業」を実施している。今回のイベントでは、同事業を終了した中小・ベンチャー企業を対象に「バイオマス」、「太陽光電池」、「蓄電池」等の再生可能エネルギーを活用した製品・技術を来場者に向けて発表し、ビジネスマッチングの機会を提供するというもの。
 参加した中小・ベンチャー企業5社は以下の通りである。
・名城ナノカーボン(名古屋市中区)。ナノテクノロジーで代表的な新素材「カーボンナノチューブ」の開発。
・菊池製作所(東京都八王子市)。差圧式MEMS(微小電気機械素子)センサーを活用したコンパクトで低コストの「マイクロフローセンサー」の開発。
・システム・ジェイディー(福岡市早良区)。太陽光発電パネルの障害位置を検出するテスターの開発。
・寺岡ファシリティーズ(札幌市中央区)。太陽光発電セルを一体化した自動ドアシステム技術の開発。
・マイクロ波化学(大阪府吹田市)。マイクロ波化学を活用した高効率・低コストかつ省エネなバイオディーゼル実証開発。
 各社のプレゼンテーション終了後には登壇者も参加しての交流会や個別面談が実施され、参加者らは交流を深めた。




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